アウトドアを始めてまだ2年くらいですが、はやくも焚火の魅力に心を奪われてしまいました。キャンプをする理由のひとつは焚火をするためと言っても過言ではありません。
友人や家族と火を囲みながら、ウイスキーやコーヒーを飲んでいる瞬間はまさに至福のひとときです。炎の明かりとパチッと空中に舞う火の粉が、心地よい落ち着いた空間を演出します。
ここでは、焚火の良さや注意点、おすすめの焚火台などをご紹介。
焚火の炎による癒し効果
火は、眺めているだけで心が落ち着くような不思議な魅力があります。
ときには脅威や危険をもらたすこともありますが、適切に管理された火は、明かりや調理、暖房など人々が生活するうえで欠かすことができないものです。
火があれば、暗闇でも周りを確認できたり、寒いときに暖を取ることができたりします。その利点から、安心感や温もりを感じるのかもしれません。
ちなみに、火には「1/fの揺らぎ効果」と呼ばれる癒しの要素があります。
自然界にある規則的な中にある不規則な動きで、たとえば、海辺の波や星の輝き、川を流れる水の音などです。そこには、リラックス効果があると言われています。
不規則に揺らめく炎を見続けることで、気づかないうちに心が安らいでいるかもしれません。
焚火に必要なもの
焚火に必要なものは、
- 薪
- 焚火台
- ライター(チャッカマンと呼ばれる着火口と引き金の間が長いタイプがおすすめ)
- トング
- 軍手(予算があれば耐火グローブ)
- 火の粉に強い服もしくは火の粉で穴が開いても構わない服(化学繊維が使用されていると穴が開きやすい)
- うちわ
- 着火剤(文化たきつけがおすすめ)
です。まずは、この道具で焚火を行ってみましょう。
特に着火剤は重要です。焚火に慣れていないと、薪に火をつけるのは簡単ではありません。湿度が高い状態だと、まともな着火剤がないと火がつかないことも十分ありえます。
文化たきつけは、簡単に薪に着火させることができるのでとても便利です。しかも安い!着火剤で迷ったらとりあえずは文化たきつけを使用してみてください。
慣れてきたら、薪の種類にこだわったり評判のいい道具を購入したりして、焚火を楽しみましょう。
必ず確認を!焚火の注意点

焚火をする際には、以下の点を注意する必要があります。
焚火可能?
何も気にせずに焚火ができる場所は、意外と限られています。まずは、焚火がその場所で可能なのかを確認しましょう。
バーベキューができる公園だとしても、焚火もできるとは限りません。所有者によって設けられた決まりやルールを守る必要があり、許可を取ってから利用するケースもあります。
また、河原や海辺なども、所有地であったり、自治体の条例によって制限されてたりする場合があります。事前に確認を行ってトラブルが起きないようにしましょう。
その点、キャンプ場ならほとんどの場所が焚火OKなので安心です。
焚火台が必要?
現在、直火を禁止とするキャンプ場が増えています。理由は、直接触れる芝や地面が痛んでしまうからです。
他には、後始末をしないでそのままにしたり、炭をその場に埋めたりする人の対策にもなるみたいですね。
なので、焚火が可能なキャンプ場では、焚火台を使用するのが一般的だと思ってください。
キャンプ場に限らず、公園や河原、海岸などでも直火が禁止な場合があります。
ルールを守らない人が増え続けると、やがては焚火禁止の措置が取られてしまうかもしれません。ルール違反をしないように気をつけましょう。
焚火の後始末は?
まずは、薪を完全に燃やしきってください。鎮火したように見えても、よく確認するとまだ燃えているなんてことが意外とあります。燃えている状態に気づかずに処分しないように十分注意しましょう。
時間に余裕がなかったり確実に消したいときは、水を使うと手早く鎮火できます。ただし、急激に温度差を与えないようにしてください。
いきなり多量の水をかけると、焚火台が変形してしまうかもしれません。少しずつ水をかけて、ゆっくりと温度を下げるようにします。
鎮火した薪の処分方法は、燃えるゴミとして捨てる、炭の処分場所に持っていく、自分で持ち帰るのいずれかになります。場所ごとで変わるので、事前に確認してしっかりとルールを守りましょう。
おすすめ焚火台
とりあえず焚火をやってみたい方向きのコスパがいい焚火台を紹介します。
キャプテンスタッグ M-6500
コスパが良いアウトドア用品を販売していることで定評があるキャプテンスタッグ。この商品は、焚火以外にもバーベキューとダッチオーブンができるので使い勝手抜群です。
2019年5月6日現在、アマゾンの「アウトドア用バーベキューコンロ・焚火台」の売れ筋ランキングで1位になっています。
キャプテンスタッグ M-6498
M-6500よりもコンパクトなサイズで、私が所有しているアイテムです。ダッチオーブンはできませんが、焚火やバーベキューを快適に行えます。いままで2~4人で使用してきましたが、お手軽にアウトドアを楽しむには十分なサイズだと思います。
Kalili ファイアスタンド 焚き火台
構造はとてもシンプルですが、火や灰が下に落ちることなく焚火をすることができます。軽量でコンパクトな持ち運びがしやすいです。お手頃価格なので、ためしに焚火をしたい人におすすめの一台。
コールマン ファイアーディスク
アウトドアブランドとして有名なコールマンから販売されている、見た目が個性的な焚火台です。通気性に優れていて、初心者でも焚火が行いやすい構造となっています。バーベキュー・ダッチオーブンにも使用できるので、1台3役の焚火台です。
炎を見るためにキャンプをしてはいかがでしょう
焚火は、普段では味わうことがないダイナミックな炎を堪能することができます。暗闇の中でゆらめく炎は、見ていると心が落ち着く効果があるので、一日の終わりに行うイベントとしても最適です。
炎を囲んで家族や友人と語り合った時間は、いつまでも記憶に残り続けます。ぜひ休日は、炎を見るためにキャンプ場に足を運んでみましょう。